僕を守る夜
まさたか



脆弱な夜は微かな光にさえ怯えて
僕を守る暗幕はいともたやすく引き裂かれる
路地裏の隙間に残る闇の中へ逃げ込んでも
サーチライトは執拗に僕を見つける



僕はただ安息が欲しいだけなんだ



君と僕とが同じではないということ
それが罪になるのか僕にはわからない
それでも僕は逃げ惑うことしかできない



太陽は審判の時を告げる
僕を守る夜はもうどこにもいない
















自由詩 僕を守る夜 Copyright まさたか 2009-07-16 22:57:04
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