通れなくなったトンネル
こめ

みな誰でも

夢や思い出を語る

知らない間になくなるのは

お金とほんのちょっとの涙だけ

流石に痛み耐えるだけの人生は嫌だった

希望否それは絶望の親戚

下らない遊びに時間を費やし

その時間で出来上がったものは

生きるうえでは必要は全くないけど

実はそれがないと駄目だった

やむおえず手放した物は

後で取りにこよう思ったけど

大きくなった僕の体では

その秘密基地に繋がるトンネルは

小さすぎて

通る事が出来なかった

後悔はいつも僕の後ろを歩いていた

最後まで取って置いた

とっておきのケーキは

誰かに食べられていた

そんな感じで過ぎていくのが人生

最初はみな同じスタートラインに立ち

そこから零から始まる

そこからどこの道を歩こうが

どこで休もうがどこで転ぼうが

どこで死のうかどこまでいこうか

それは気が向くまま

あなたが決めることです



自由詩 通れなくなったトンネル Copyright こめ 2009-06-13 00:15:17
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