詩檻
愛心

言葉の羅列に侵されてく
そんな瞬間の私

怯えるように痛みの先を舐めて
舌の先に灯った芳香に焦がれた
貴方の瞳が夜明け色なら
私の瞳は最果てを映してた

言わないで口を紡いでて
綺麗だなんて反吐が出るような
そんなお世辞なら要らない

私のことは闇に溶け込んだ
そんな幻だと思ってくれてかまわない

揶揄して笑ってあげようか?

『偶像を追い駆けるなんて
そんな幻想曲が君の好みだったっけ』

そんなに欲しいなら・・・ねえ

夢の中でもうつつでも
艶っぽい姿態をそこに眠らせて
壊れるその刹那に忘れられない

思いは指先を這い回る
キモチイイ?感触に落ち込んでしまえば

貴方には優しい歌を見せてあげる

夜明けの寸前 暁の宴

夢から覚める朝焼けの独白




自由詩 詩檻 Copyright 愛心 2009-05-22 19:15:49
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
創書日和、過去。