世界中のつむじが
瑠王

世界中のつむじが

僕を巻き込んで渦巻いてる

此処から見えるあらゆる朝焼けと夕焼けが

一緒くたになって

僕の瞳に虹を生む


言葉にならない全ての知識が体中を流れる

此処にいながら、もう地球を何周したのだろう

呼吸なんて忘れるまでもない

生きている事さえも空に溶けて雲に隠れてしまうほど


永遠なる一瞬と一粒の宇宙

僕らは何処へも向かっていない

此処に両の足で立っている


明日にはきっと覚えていないかもしれないけれど

世界中のつむじが

いま僕を巻き込んで渦巻いてる




自由詩 世界中のつむじが Copyright 瑠王 2009-05-12 01:18:56
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