春すぎてゆく
生田 稔

春過ぎてゆく

起き出でて妻と見つむる狭庭には白と黄色の花咲きみだる

見送ればたちまち角に消えゆける妻の車は夕刻までは

冷たき茶呑めば小さむき昼の部屋歌に慰むこの心かな


短歌 春すぎてゆく Copyright 生田 稔 2009-04-30 15:23:47
notebook Home 戻る  過去 未来