繰り上げない
佐藤真夏
膝に水が溜まって、それは病気らしかった。
水溜まりは風が吹けば川なのに
穴を開ける その すすめ
だから天井から水滴が落ちてくるのだな この商店は
限りなく0に近い1になって勘定の対象から外れたい
はちの巣に成り変わる脳みそ
しとしと しとしと 感情をばらまいて
不足だらけの日常なんだ
風騒ぐ
四方八方
(
よもやま
)
野原で
はちみつ、つくる。
自由詩
繰り上げない
Copyright
佐藤真夏
2009-04-27 14:31:18
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