年輪
知恵

何かが動き出しそうで

でもやっぱり動けなくて


自分の世界はなんてちっちゃいんだ、って思うと、
必死に生きていることが馬鹿らしくなって、小さく、ふっと笑った


でも、そんな日々を重ねながら、きっとまた明日も生きていく。


死ぬ時は、しわくちゃなお婆さんになってたい。


「今日」を普通に生きられなかった人々の分もシワに刻んで。


自由詩 年輪 Copyright 知恵 2009-04-26 00:30:04
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