90's teenager
k o u j i * i k e n a g a

あの頃の ぼくらの夢を 供養する 未来はきみの スカートの下

国道の ハエという名を つけられし 父の涙は いつぞや枯れん

つまんだら ひりひりするね ここの真ん中 わたしはいつも この街にいる

みな弱く 老いも若きも みな弱く それだけがただ 乙女の祈り

午前二時 おもい体に 穴あける 終わらないよね 私が死んでも

赤扉 見世物小屋で 夢ひらく 母が恋しや 架空の子宮

常しえに 愛はいつでも それをやる 一番むごい やり方でやる

ふるさとの 墓の下より 君出でて お好み焼きが うますぎると泣く


短歌 90's teenager Copyright k o u j i * i k e n a g a 2009-04-23 02:05:44
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