25時
波のうたびと
いつも会いたい時に会える2人じゃないから
お互いの気持ちを理解していても
時には心に留めてグッと耐えている
長い夜が来て寂しさの隙間にやって来るのは
いつもあなたの声ただそれだけで
何だか不思議だねとても安心するんだ
そしてまた好きだと実感するんだ
離れていることが心に壁を
時には穴を空けてしまうかもしれない
そんな不安も悩みも消えない毎日
神様どうかこれ以上の壁をつくらないで
1日があと1時間でも多かったら
あなたの事もっと想えたのに
あなたの声もっと聴いていられるのに
決められた時間の中で愛することを
分かっていながら眠れない夜が来る
あなたと過ごす時間があと1時間でもあったなら
あなたにもう一度好きって言えたのに
あなたから優しい言葉をもう少しだけ
心の中に留めておけたのに
この涙の理由は悲しいからじゃない
でもどうしてだろう切なさに押しつぶされてしまいそう
幸せと寂しさを秤に乗せて
今も刻むのは大切な2人の時間
自由詩
25時
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波のうたびと
2009-04-10 22:26:16