愛すべき架空
あ。

そもそも、
ありとあらゆる美しさや
溢れている優しさは
架空に過ぎない

誰かが言っていた

そこにすがりついているぼくは
きっととてもみっともなくて

誰か達は指をさして笑っていた

それでも、
この世が綺麗な幻だったとしても
全てがうそだったとしても

美しさを
優しさを
ありったけに愛していきたい

ぼくはただ
あの子のうたう歌を
聴いていたいから


自由詩 愛すべき架空 Copyright あ。 2009-04-10 19:24:37
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