はいぶん
唐草フウ

なにもかもを
ゆるせたら どんなに
なにもかもを
わすれられたら どんなに

でもそれじゃあ人じゃなくなっちゃうから
(どんなあなたであっても)

かべとかべがあって
1枚も2枚も変わらないって
いうのと
ちょっとだけ砕いて
ちょっとだけかくれて
ひょっこり砕いた分持って
よちよち越えても

だって水とか食べることとかあるじゃない

ずっと話しつづけていれば
つかれたなって
だれでも思うこと
でも花のように
はかないから
だいじなこと


きょうはとりと遊びました
なにも伝わらないって
思うよりも
同じたかさになれば
飽きがこなかったのは
わたしのほうでした

みんな高さがすこーしちがって
それを合わせようとすると
ひずんじゃう
みんながゆるせて
ゆるやかな、みずになるまで
わたしは自分でいつづけるだけ
それでいいって
きょうの天気は
言っていたよ
そう聞いたんだから





自由詩 はいぶん Copyright 唐草フウ 2009-04-09 20:46:59
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