usoppati
しろいろ


なにもかもうそっぱちでもひりひりするひふ1ミリの世界がいとしい



プレパラートに君の死骸をとじこめて春のしずかな羽化をみている



透明なマグニチュードが浚う朝 ひとつの骨がひかっていること



ひきしぼった弓は ぱちんとひきちぎれ そうして ちぎれたわたしが ひろって



澄んだ目で肉食の罪を享受するひとりぼっちのティラノサウルス








(長すぎた夢?)こうしゅだいへむかいます(エレベーターの閉[シマル]を連打)



短歌 usoppati Copyright しろいろ 2009-04-04 23:03:07
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