こわいよママ
ふたつ



きびしい色をしていた
こわいまなこがのぞく
あたしはこどもなので夜によわい
くわれてしまいそう
だからねむる


日だまりの中はさむいとおもう
あたたかいからさむいとおもう
あそこのおじさんふるえてる
あ、お日さまがわらった


ゆうぐれの終わり
こわいまなこがまぶたをもち上げる
きれいなくろめがのぞく
こんばんはお月さま
今日はなぜかねむれない




捕食者の朝
疲れた太陽は惰眠を貪り
気紛れな月は獲物を喰らう




自由詩 こわいよママ Copyright ふたつ 2009-04-03 02:36:07
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