血統
瑠王

テーブルの上に世界をひろげても

あなたの森羅万象は

私の目には写らない


それでも世界をひも解こうとお考えであれば

椅子に座って陽が沈むのを待てば宜しいかと



あなたはきっと待ちきれないでしょう


四隅からこぼれ落ちる海が足を濡らす時に

或いは気づくかもしれないけど


あなたは夜を知らないのです


(2011.3.24 reprise)


自由詩 血統 Copyright 瑠王 2009-03-11 23:51:54
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