ふた
望月 ゆき
耳をふさいで、いた
宇宙の、すみっこ、で
その間も
朝と夜と砂時計、は転がりつづける
なにもかも、と
言えるほどの、なにか、
が
ふたりに、あったか
しれない
耳をふさいで、いた
あなたの声が流れ出ないよう、に
暗い、穴の奥深く、
なにもかも、を止めていた
自由詩
ふた
Copyright
望月 ゆき
2004-08-20 00:41:09
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