poco

いま振り返れば
ぼくら無限の可能性と選択肢を持っていた
自分がなりたいカタチにつながる糸を必死にたぐっていたんだ

迷って、傷ついて、選んで、投げ出して、
ちっぽけなことや格好つけなこともあったな
今もまだ、糸をたぐってる

あの頃より不自由になったとは思わないよ
思わないようにしているよ
ただ、可能性や選択肢が見えづらくなっただけ
慰めてるわけじゃなくて、
あきらめたくないんだ

迷って、傷ついて、選んで、投げ出して、
嘆いて、立ち上がって、糸をたぐる
くだらないプライドに振り回されることもあったな
グチを連ねることはあるけど、
本当に後悔していることはないよ

少年から青年へ
糸をたぐることから、糸を紡ぐことへ
今もまだ、続けてる


自由詩Copyright poco 2009-02-23 09:57:19
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