いたい
あ。

駄々をこねて欲しい欲しいといえば
泣いてわめいて地団太踏めば
気付いてくれるのかもしれない
仕方ないねと苦笑の一つでももらしながら
与えてくれるのかもしれない


そうするには
大人になりすぎてしまったはずだ


叫べば叫ぶほど
胸の何処かがちくりと痛む
わかっていない振りをして
赤ちゃんがえりの子どものように
ただただ叫ぶ


知らない大人が寄り集まって
馬鹿じゃないのとひそひそ話す
空気が痛い こころが痛い


それでもわたしは
此処に居たい




自由詩 いたい Copyright あ。 2009-02-22 15:17:42
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