朝昼夜の境界
doon

 今日あったことがまた一つ
 ことさら寂しそうに去ってゆく
 自然と
 今日あったことも思い出になり
 いずれは、ゆっくり忘れてゆくのも
 全部私の中にあるんだ

 明日が楽しみなんていった今日も
 もうすぐ昨日になってしまう
 24時間しかない時間の中で
 何をして、何をしようとしたのだろうか

 夜になって違うって呟いたら
 だんだん怖くなった
 本当は何もかも間違っていて
 もう
 どうしようもないほど馬鹿なこと始めているんじゃないかって
 思っているうちに
 また今日がやって来るんだよ

 朝ごはん食べたんだ
 その前は夕ごはんでさ
 昨日と今日と明日の境目なんかないのに
 何でか区切って
 今日という日を生きようって
 どうして思うんだろうね

 日記だけはいつまでたっても
 過去にあるのにね


自由詩 朝昼夜の境界 Copyright doon 2009-02-21 05:45:10
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