はしご
夢乃 綴喜

はしご



心はいつも
不安定
そんな心に
はしごを掛けた
恋という名の
はしご
こんなに不安定なのに
垂直
見上げる空は
真っ青で
恋のはしごは無限大
1段目
2段目
3段目
と登りはじめて
上手に登れると
気持ちも心も
ワクワクで
ふわふわで
でも気がつけば
足を滑らせ
転落
そして
自分自身に問う
この恋を終わらせるのか
続かせるのか
このまま終わって
心を不安定にするのも恋だけど
ワクワクした
ふわふわな幸せ感が
はしごに手を掛ける
慎重に
どんどん登って
どんどん登っても
実体のない恋だけど
いつかきっと
見えるはず
恋する相手の
とびきりの
笑顔



綴喜


自由詩 はしご Copyright 夢乃 綴喜 2009-02-13 23:01:35
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