狂乱ジャンキー
愛心

深夜二時過ぎ 携帯のサイト覗いて
甘い言葉を書き連ねる 物語に吐き気がして
慌ててトイレに駆け込んだら 何処からか血の匂いがした
掻き消すように 狂ったカクテル喉焼けるまで飲み干して
動けなくなってる くだらないあたし

忘れてくれたらいいのに
あたしの腐敗した脳みその記憶
しょっぱい水をキャンドルに灯して
壊れちまえよ 自分の中のリセイとホンノウ
無理やり呼吸して 喋れなくなってる
面白いくらいに自嘲の微笑を浮かべて
うだうだになりながら 生きながらえたあたし
今日も待ってるんだ 君からの言の葉
情けないとわらって そのまま抱きしめて

君からのキスで死んでしまうなら
それはそれで一種の安楽死
今日も喉潰して泡色の歌を歌うよ
めいて 綺羅めいて 弾かれて また生まれて
優しい忘却に罪の重さを知る 無意識なあたし
透明なツバサに震える身を委ねて
生きてる緋色の熱に冷たい指先を浸す 暁の空色
今夜も待ってる 二度と来ない黒檀の羅列と笑顔



自由詩 狂乱ジャンキー Copyright 愛心 2009-01-27 21:05:19
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