恵比寿にて
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あいにくの雨。オマケに少し肌寒い。
普段通ってはいるものの、降りるのはホントに久々だ。

傘をささなきゃならないから、距離がとれてちょうどいいかもね。
街の光がいつもより沢山眼をにじませる。

少しぎこちない笑顔と戸惑いの狭い空。
目的地を目指すもたどり着くかは分からない。

地図を片手に眺めても、行った先に何があるかは気まぐれに賭けるしかないのかな。

先に進む準備は出来ている。
悲しませるようなマネはしないよ。

明かりが落ちて鳴り始めれば、大抵のコトは吹き飛ばせるさ。
だから躊躇せずにステップ鳴らせ。
流れるままに身をまかせるんだ。

くだらない冗談で暇つぶし。
今は少しだけ側にいる。

抱えたメロディーは君のもの。
抱いた分だけ幸せになれるだろ。

なかなか出来たシナリオだぜ。
渡したコトバの意味なんて、今気づかなくったっていいんだからさ。

なぁG。 





自由詩 恵比寿にて Copyright BOOKEND 2009-01-22 09:07:01
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