for stray shadows
しろう

壊れてゆく銀の月は
わたしたちやけものたちについて
興味がないことなど当然だったが
うす青く鮮やかな道標が指し示す
矢印だらけの波打つ街道で
みなが彷徨うのをほくそ笑むわけじゃない
闇の中の固形に影を与えたかったのだ






自由詩 for stray shadows Copyright しろう 2009-01-15 22:00:19
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七行詩