サン
モリマサ公

トランキライザーが必要な世代ではない
あたしはもっとポップでカジュアルだった
がこの時間になると目が覚めるゲロがでそう
睡眠障害とかパニックをカムアウトすることのだささを
ヤホーよくわかってるはずなのに我慢できない
イエーイ海外のスーパーマーケットのカートも
ヒャホーウ日本のファッションモールのカートも
たよりないベクトルをのせてレジにむかっている
ちくちくした化繊の服を気重ねて冬をのりこえるのは
貧乏だからではなくセンスが欠けているからだ
怖すぎるこの眉間のしわと叫ぶ子供のキー
マジックのひたいのらくがきはいつからかいてあるのだろう
だれもなにもいわない
電車をのりつぎ通り魔といつものようにすれちがう
太陽が肉色の雲影にかくれ向こう側で気が狂ったまま回転しながら
超孤独なまままだまわりつづけている
あたしは空中に浮かぶ歯車の音を歯ぎしりのように聞いている
寝言にもみまごうほどの日常会話は
ぶっ飛んでる
みんなしらふなのに愛情がない
愛情を望まない人には愛情は分配されない
見分けれない
どれが愛情でどれが事故なのか



自由詩 サン Copyright モリマサ公 2009-01-15 03:11:01
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