風花
プテラノドン

誰もいない校舎、
美術室のベランダに干されていた絵筆が
夜風に揺れている。そうして塗り重ねられた闇は
やがて夜となり、題名のないキャンバスの中で今夜、
風花が降るばかり。



自由詩 風花 Copyright プテラノドン 2009-01-12 06:59:24
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