雪の降る夜に
JTO

雪の降る夜は多分
ぼくはまだ いつもどうり
さびしさと わずかばかりの
うそのきぼうと ほんとうの
あたたかさ (あるいは
ほんのりと残ったもの)

つきぬうすっぺらい
そら うすっぺらい
そらのいろ その
まんなかにぼくは
なにもできずに
たたずみ
ただ莫大なものに
あっとうされでくの坊のようにぼさぼさしながら
右往左往しているのさ



自由詩 雪の降る夜に Copyright JTO 2009-01-08 22:05:06
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