コトコトコトコト
ちいさなしんぞう
はやがねのように
はやいテンポ

コトコトコトコト
なにもかんがえない
ただぷかぷかと
うちゅうみたいなうみにうかんで

コトコトコトコト
いたみもうえもかなしみもない
おもさからもじゆうな
おだやかなせかい

コトコトコトコト
とおくでちいさくこえがする
なにをいっているのか
だれをよんでいるのか

コトコトコトコト
なんだかせまくなてきた
ぐーぱーあそびもあきてきた
ああう、あくびがでるよ

コトコトコトコト
ふいに
なにかのちからが
ぼくをおしだす

光の放射と音の爆発

嗚呼、
なんという苦痛
光が眩しすぎる
音は騒々しいい
空気は臭う
体は重い
手足が掴まれる
全身に痛みが走る
耐え切れず叫び声を上げる

う
わあああ
あああああああ
あああああ
ん

空気が肺を満たしてゆく

大きな顔が近づいて来る
「わたしのかわいい赤ちゃん。ようこそ世界へ」

正直言うと
戻りたかった