償いの前に
しろう
別れのない日などなかった
夢の覚めない日もなかった
真夜中の貨物列車の車輪の響きが
テノールのビブラートの余韻となった
日々に慰安が欲しいと言ったら
スプラウトは笑い、シルフが慰めた
冬の手指がさらに乾いてひび割れた
自由詩
償いの前に
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しろう
2008-12-10 21:50:58
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七行詩