No Signal
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寝違えたらしい首が痛い。
喉がヤケに渇いていたけど、起き上がるのが億劫だったし、上手に左腕を引き抜く自信もなかった。

夜には出かけなくちゃならないけど、それまでには時間があり過ぎる。

流しっぱなしのラジオから波情報が流れてて、そう言えば海なんてもう何年も行ってない事を思い出した。
サーフィンした事ないけれど。


夜には出かけなくちゃならないけど、それまでには時間があり過ぎる。

仕方がないのでボクはもう一度目を閉じた。
かけるべき言葉が見つかるまでずっと、目を閉じていたかった。

そうだ。
ここはあの歩道橋の向こう側だったんだな。



自由詩 No Signal Copyright BOOKEND 2008-12-10 08:54:51
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