いい加減な愛の探求。
佳人。



くり返し くり返し 懲りずに、愛を探して、
愛されていないことは 目に見えて分かっていたのに、

それでも、
嘘のぬくもり、だけでも 探して 探して くり返し くり返し、また 愛を探す。

シーツの中は 暖かい。温度には 嘘はない。
それでも、
分かっている。虚しい温度 分かっているのに、くり返し くり返し、愛を探す。


くり返し くり返し くり返して、どこに愛があるの。 って 探して 探して、
一人にしないで、独りにしないで、どこに どこに愛があるの、誰が愛してくれるの、
くり返し くり返し、何度も 何度も 何度も 嘘のぬくもりばかり、くだらないものばかり、
分かってるのに それでもまだ、また 探しまわって 泣き崩れる。馬鹿みたい。


もう 嘘の温もりは 虚しいだけだよ。
もう 嘘のHugは 悲しいだけだよ。


淋しがり屋だ、って自覚したそばから また 冷たい愛を受け入れる。

そんな女にしないで。
そんな女に見えてるんでしょう。


くり返し くり返して来た自分の 心の隙間が 埋まらない。


自由詩 いい加減な愛の探求。 Copyright 佳人。 2008-12-01 02:54:27
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