戦い
高橋魚

逃避することなく
忍ぶ雑草の
落とした欠片が堆積し
抜け目なく堆積し

雑草はその上に生え
束の間の自由の後
青い風が再び吹き荒れる


そのたび
堆積され
いつか
至上の高みを手に入れるだろう

そこでは
金の風が清かに吹いている


自由詩 戦い Copyright 高橋魚 2008-11-25 13:41:44
notebook Home