銀河鉄道
あ。

かたかたと
少し間延びした車輪の音で
汽車は走る


稲穂が揺れて
風と戯れ
小さな花は
恐らく名もなく


数え切れない
視界に捉えきれない金の波は
さわさわと陽光を受け
ちかちかと瞬き


瞬きの中を
汽車は走る
追いかけても届かない
何処かまで



自由詩 銀河鉄道 Copyright あ。 2008-11-17 19:48:54
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