セミダブルベッド
太郎本人

夢の中、
 を漂っているような非現実的な現実に身を委ねてみると、発狂しそうになる。
それが、人間というものだ。
 だがこれは多分、夢に決まっていると信じているだけで、実際に俺は(ふふふふふわふわ、ふわ、ふわ、ふわ、ふふふふ、ふわ、ふ、ふわ、ふ、ふわ、ふわふわどろどろのプリンプリンの乳じゃなくてプリンプリンのプリン状のをごきゅっと喉を鳴らしてお前が飲み下すのをうっとりとして眺めながら俺は陰茎を一心不乱にしごくのだという妄想をコインランドリーの乾燥機の回転リズムに合わせて「愛している」を唱え続ける黒いストレートヘアでロングスカートの女独り佇む黒いロングスカートの女を見て妄想する明日は仕事だけど午後だから余裕だと思っているがその前に雑誌の廃品回収があるエロ本を山ほど出さなくてはいけないから朝七時には起きたいのだけど仕事は体力勝負なので寝なくてはならないのだしかしその前に先日中古で購入したDVD『おしゃぶり予備校 5 』をまさにおしゃぶりするよう舐りながら黒いストレートヘアの女に無人のコインランドリーでおしゃぶりされながら恍惚とするという妄想をプリンを食べながら俺は想像してしまうので( ファミリーマートは掃除中だった。
ふらふらと入って清掃スタッフに迷惑をかけてはいけない。
その前に部屋に戻ったほうが良いのではないか?
仕方なく、その先にあるスリーエフまで行こうとするが、途中にコインランドリー。
女がいる。
黒いストレートヘア、ロングスカートの女。
自動ドアが空いてしまった。
黒いストレートヘア、色白の女が振り返る?
いや、ロングスカートの女は振り返らなかったようだ。

スリーエフに行くのがめんどくさくなって、ファミリーマートでプリンを買えば良いじゃないか、と思い引き返す。
途中で自転車に乗った妊婦が俺を不審そうに見つめている。
気がする。
大丈夫、気のせいだ。
自転車に乗った妊婦がこんな時間にいるかよ。
引き返す途中コインランドリーの前を通過しなくてはならない。
今度は自動ドアが開かないように歩道から車道へめいっぱい寄って歩く。
コインランドリーの前を通過する時に、中を横目で見ると、黒いストレートヘアの女はまだいて、回転を続ける乾燥機の回転のリズム合わせて化粧をしていた。
ような気がした。
大丈夫、気のせいだよ。
手鏡の中の目がこちらを見たような気もした。
大丈夫、気のせいにキマっている。
ファミリーマートに引き返すと、『清掃中につきしばらくお待ち下さい。』の立て札。
ぶらぶらと入って清掃スタッフに迷惑をかけてはいけない。
仕方なく、その先にあるスリーエフまで行こうとするが、途中にコインランドリー。
女がいない。
黒く長い髪の肌のやたらと白い女は帰ったようだ。
なぜかわからないが安堵し、スリーエフへ足早に向かう午前一時四〇分。

店内へ入ると、チルドコーナーまっしぐら。
あまりプリンの種類がなくて、気落ちする。
しかし、なんで俺はプリンを食べたいのだ?
まったく理由がわからないが、プリンを食べなくてはいけないような使命感を感じていた。
気落ちしながらチルドケースを左へ向かって歩いていくと、アルミのケース、ちょうどドリアとかが入っているようなケースに茶碗蒸しのような物体があった。
『どデカ盛り!カスタードプリン 380円』
これだ!
俺はこれに会うために今日まで生きてきたんだ。
手に取りレジにそのまま向かうと思いきや、俺の足は雑誌コーナー、成人向け雑誌のあるコーナーへ向かう。
『comic快楽天2008年8月号』の扇情的なキャッチコピー『ホンキのオツユが 飲みたいの?』に煽られて手に取りレジに向かう。

購入した記憶が半分ないが、スーパー袋に入っていたので、間違いなく『どデカ盛り!カスタードプリン 380円』と『comic快楽天2008年8月号』を購入していたのだふふふふふわふわ、ふわ、ふわ、ふわ、ふふふふ、ふわ、ふ、ふわ、ふ、ふわ、ふわふわどろどろのプリンプリンの乳房じゃなくてプリンプリンのプリン状の俺の液体をごきゅっと喉を鳴らしてお前が飲み下すのをうっとりとして眺めながら俺はお前の膣に一心不乱に潜り込むという妄想をコインランドリーの乾燥機の回転リズムに合わせて「愛している」を唱え続ける黒いストレートヘアでロングスカートの女独り佇む黒いロングスカートの女、女、女を見て妄想していたけど女はコインランドリーにはいないよそれでも妄想だけで俺には充分な快楽だったのだが、途中のボスの自動販売機を通過する時に人の気配、横目で見ると黒い髪白い肌にサングラスの女、俺はぎょっとしたが悟られないように、歩幅(ピッチ)を保ちつつ歩く。女はゆらりと歩道に歩みを進め、俺の後をついてくるようだ何か危うい気配を感じて少しずつピッチをあげる少しずつピッチをあげてやばい想像する数年前に厚木インターそばの『英国館』で冷たいシャブシャブ打ちまくってYさん、Rさんと回した挙げ句、相模川に投げ捨てたあの女だろうか?それとも去年、関内でナンパして、横浜町田インターそばの『シーズ横浜』で、朝までハメまくって(今度はクロロホルムレイプだYO!)その後、程ヶ谷カントリー倶楽部裏山へ袋詰めにして捨てた女か?いや違うただの浮浪者だいいやコインランドリーに来る独身男性に春を売る女だいや男だオカマだ変態さんだ今は夏だけどはははばかなこと考えるんじゃないよあれは俺を逃げた旦那と勘違いした奥さんで今まさに出刃包丁で俺を刺そうとしているのだ見てごらんよ綺麗なストレートヘアを乱しながら後を追ってくるじゃないかいいや違うよただの気違い女だよでもどうしてなんで俺悪いことしたのか?したのかな?そうかしたんだよな悪かったごめんすまないってこれっぽっちも思ってないけど本当にごめんなさいたすけてたすけてたすけてどんどんピッチはあがる俺はピッチをあげる心臓が口から飛び出そうになる恐怖なのかこれは俺が恐怖だと?女のピッチもあがるが橋を渡る手前で女は曲がったのかその前で止まったのかよくわからないがとにかく見失った俺はそれでもなおかつ走り俺は部屋の鍵を急いで捻ると女の気配、女が門のところで立ち止まっているうあなにするやめろあがりこんでくる女お前はなんだ女包丁なんか持っていないお前は口をぱくぱくとやって何かを訴えるが俺もくちをぱくぱくとやって心臓が悲鳴が飛び出そうになるが、ドキドキしてんだよそうかこれが恋かフォーリンラヴなのかちくしょう女、何を言ってるかわからないけど女、こいつは間違いなくビッチだなおいちくしょう女、俺を震え上がらせやがって心臓が飛び出そうになるのは恋なんだってなはじめて知ったよ女愛しているぜ女ちくしょう女お前『おしゃぶり予備校 5 』に出てる女俺お前女ビッチと玄関でそのままめちゃくちゃに×××××××qあwせ××××dふぃおp@:;ぅいkjyhtgrsふぇあwzぇcrvつびぃぬ××××おjみpkl:k;jlghcxcp××@・・・・・・××××l;あkfhくぐあいお・・/////////////////sdyuiop4567890iuygghjkw34rtfygul;;cdxcfgh@;lkmエrtyグヒジョjhvエヴェryティンgdレアmcオメツレ・・xxxXXXX××XXXXxベッドに横たわると女、半分の。
俺あは俺あは俺はああ俺はあは俺あは俺は陰茎を激しくしごきあっという間に夥しい白い飛沫やら糞尿やら胃液やら撒き散らしゴミ捨て場で果てていた。

隣には「このゴミはルール違反です。」というステッカーが貼ってあるぼろぼろの大きな古いマットレスが捨てられていた。

XX
ベッドインしてる女は半分。
丁度良い。

あ、の中、を漂っている非現実的な現実
で発狂しそうになるのが現実だと気がつ
いたが多分気のせいだ気のせいでまだキ
マっている。
だがこれは多分、夢にキマっていると信
じているだけで、実際に俺は(ふわふわ
、ふわ、ふわ、ふわ、ふわ、ふ、ふわ、
ふ、ふわ、ふわふわどろどろのプリンプ
リンの乳房じゃなくてプリンプリンのプリン状のをごくりと喉を鳴らしてお前が何度も何度も飲み下すのをうっとりとして眺めながらプリン食べるの忘れたので俺は死んだ。スイーツ(笑)


自由詩 セミダブルベッド Copyright 太郎本人 2008-11-14 01:54:03
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