おいてけぼりです
真柴

なにかを選択してなにか可能性を捨てて今日も一日生き延びました
ああああ、確実に
自分を殺している実感を抱いて生きている苦痛が胸の真ん中にぽうかりと浮かびます

いつからでしょうかこの感覚は
今日もまた自分を騙し殺して生き延びました
心地の良い矛盾感、生を生き生き、感じられるはこの苦痛

仕方のないこととは知っています
捨てて選んだこの先に苦痛と一緒のこの先に
まだまだ無限の分かれ道は見えています
生ある限り選択の苦痛は続くのです
(ええ私の思う私の生き方の中ではずうっと)

この考え方を、笑う人はいるのでしょうか
どなたかに話したこともないのでわかりません
でもきっと私などの考えは世の凡庸な考えの一つなのでしょう

この生を生き方を気に入っています










 諦めではない
 痛みながらも
 しっかり前を
 見つめている
 それを決めた
 過去に選んだ
 私のために。
 
 
 
 ただただただ
 ひとつだけ心残り
 ペンを置いた私は
 画用紙破った私は
 人生の大きな岐路
 片方の道別れ道に
 置き去りのままで
 
 まだまだまだ
 泣いている。


自由詩 おいてけぼりです Copyright 真柴 2008-11-10 23:03:25
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