生きている
ゆうと
生きている
というのは
そう、
ぼくじゃなく
他人だ。
それは人じゃなく、
空かもしれない。
花かもしれない。
風かもしれない。
海かもしれない。
ぼくたちは
そういうところから
感じ取り、
生きていると思うのだろう。
生きている心地
というものは、
自分だけでは
つくり出せない。
そこに空があって、
そこに花があって、
そこに風があって、
そこに海があって、
そこに誰かがいて
はじめて、
生きている心地がするのだろう。
生きている と
感じることは、
簡単なようで
難しいことだ。
いちばんわかりやすいのは、
誰かが死んだときだろう。
生命を持つもの とくに人には
多大なるエネルギーがあり、
ぼくたちはそれを浴びて、
生きている と
感じることができるのだ。
生きている
ということに
感謝しなければならないのは、
決してひとりきりでは
生きている と
感じることができないからだ。
生きている
ということが
よろこびであっても、
かなしみであっても、
ぼくたちはそれを
肯定し、
受け入れることが
できる。
そういう生命体だと
ぼくは思っている。
自由詩
生きている
Copyright
ゆうと
2008-11-05 12:52:17
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