まやかし
猫のひたい撫でるたま子
ゆらいでる 炎のろうそく吹き消して
咲きっぱなしの百合の花、
舞台の上はもう降りた
ラムと合うのは冷たい過日、
レターセット青色の
垂れるインクも青色で
痛い女の喪失前夜
残りわずかなあなたの匂いで
ゆさぶられてたい の
自由詩
まやかし
Copyright
猫のひたい撫でるたま子
2008-11-02 21:45:06
縦