白日の街角
beebee




手をかざし
光を遮る
目を彷徨わせる街並み
風が吹いている
その風は北の街から
吹いてくるのだろう
白っぽい風に夏のなごりは
吹き流されて行く
懐かしい人
同じ想いを抱いて見ていた
遠い街角の記憶
風に流されて行く
靴音
心を留める住み処を探していると
口で形をつくり
独り歩き始める






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街角シリーズの1作目『街角』はこちらへ
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自由詩 白日の街角 Copyright beebee 2008-10-25 21:08:08
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新・純情詩集