密会
真鍋 晃弘
立ち漕ぎの サドルになってみたかった ああ空に湧く入道雲よ
陽だまりに 眠る仔猫を抱き寄せて 春とは何かもう一度問う
生ぬるい シャワーのコック握り締め 純白の息 乳白の液
O脚の友よ嘆くな 悲しむな その微妙な距離に極意あり
C棟に横付けされたタクシーへ トンボが二匹 息を弾ませ
短歌
密会
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真鍋 晃弘
2008-10-25 11:56:54