午後、水飲み場で
あとら

夜半から降り出した雨は

追いつけなかった枕を飲み込み

昨日までの湿度は

情に包まれた朝に変わる



取り付いた島には

虫たちの生活は無く

子供たちが響きあいながら

暮れる日を待ち望む



雲の隙間が輪郭を持つころ

大きな水溜りの畔で

水浴びをする小鳥たちの

残していった熱だけが





自由詩 午後、水飲み場で Copyright あとら 2004-08-02 23:25:18
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