世界が反転した夜に
セルフレーム


本当に

本当に

好きだったんだ

愛してたんだ

・・・本当に




世界が反転した夜に




オリオン座流星群が
真横を通り過ぎて
その残像があるうちに
ねえ
私を
忘れて

オリオン座流星群が
真上を通り過ぎて
その光がなくなるまでに
ねえ
僕を
信じて

後姿が小さく

小さく

なっていった夜、
君は、
僕を信じてくれましたか

君の焔が歪んで

歪んで

いった流星群の夜、
君は、
僕を愛してくれましたか

指先が冷たく

冷たく

なっていった光の夜、
君は。


僕のアタマが腐って

腐って

いった叫びの夜、
僕は、
君を、

君を、

本当に、

愛せていましたか?


指先が冷たく

冷たく

なっていった光の夜、
君は、
僕を、

本当に、

嫌っていたんですか



本当に

愛してたんだ

だから

私は

夢を見た


本当に

好きだったんだ

だから

私は

苦しんだ


本当に

狂った





世界が反転した夜に




狂うくらい

だから


君を

私は


愛してたんだ。

今あなたの側にいない





自由詩 世界が反転した夜に Copyright セルフレーム 2008-10-23 15:44:43
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