意識
真紅

自転車のライトが少し前まで壊れていた
まぁいいやとそのままに夜道も走っていた

少し前に後輪がパンクした
たぶん空気をきちんと入れなかったせいだ

自転車屋に持っていきパンクを直してもらった
ついでにライトも直してもらった

関係ないがランニングをはじめた

夕方に自転車で近くの公園まで行って
そこのランニングコースを走る

走っているうちにだんだんと夜になっていく

後ろから追い抜いていくすごい速いおっさんの
必死の形相も暗くてよく見えない、見たくない

四キロ走って終了

自転車に乗り、ライトを点けて帰る

そこで思った

よくこんな夜道をライト点けないで走ってたな、と

というかよく走れていたな、と

今じゃ夜道はライトを点けないと絶対走れないと感じる

対向車が自分を認識してくれている安心感

おまわりさん不灯火ごめんなさい


自由詩 意識 Copyright 真紅 2008-10-17 22:02:06
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