十月十六日午前八時のハンガー
しろう
物干し竿に並んだ肉を持たない白の骨たちは
濡れたカシミヤのセーターが掛けられるのを待っている
あるいは真白いワイシャツでも
季節はずれのノースリーブでも良いのだけれど
記念写真を撮られるためでなく
幾何学模様の影を落とすためでなく
干すためだけに引っ掛けられているのだと
自由詩
十月十六日午前八時のハンガー
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しろう
2008-10-16 22:11:54
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七行詩