短角牛

今年還暦を迎える両親は

つまりは六十年生きてきたのであって

僕はもう二十五になったけど

初めてプレゼントを贈ってみた

あまりうるさくない赤色のマフラー(でも本当はストールっていうんだって)

大丸はいいものを売ってるけど高くて無理だった

だから駅ビルで探し回った

どんなものがいいか考えてたら

なんで贈り物をするのか考えなきゃと思った

まあそりゃやっぱり感謝の気持ちの現れですかね

感謝?感謝...感謝!

育ててくれたこと
愛情をかけてくれたこと?

親孝行、したいと思うまで生きていてくれてること。

紅葉はいかんせん落ち着いて

黄色いイチョウが能を舞うようにひらりして

秋は豊かで 秋に豊かだ


親が笑ってると いいよね。


自由詩Copyright 短角牛 2008-10-11 14:49:11
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