なきぼくろ
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投げやりに時間を埋める。
アイツの声は届かない。
余計な勘ぐりはいつだってロクな結果を招かない。
さかんに響く緑色をした道路の脇で、最後の溜息を吐き捨てる。

まだ少し憶えてる。
微かな声色と独特の熱を帯びていた。



自由詩 なきぼくろ Copyright BOOKEND 2008-10-09 13:10:39
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