感触は刺激を伴い僕は膨らむ
智哉

ひと呼吸ごとに口をついて出る君の名前
まるで足の裏で触れる猫の毛のように
心地よく僕を刺激する

ひと場面ごとに脳裏をかすめ
1秒ごとに鮮やかに再形成する君の残像
まるで裸でもぐりこんだ毛布のように
僕の全身を柔らかに刺激する


この感触を直に感じたい
いや、まだ早い


ただ期待のみ膨らみ
いや、体の中心も伴い


全身全霊で君を求めている


自由詩 感触は刺激を伴い僕は膨らむ Copyright 智哉 2008-10-09 02:01:09
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