海猫のゆうべ
しろう


右目の具合がとても悪くて
海の半分は紫に染まりました

群青の端っこが零れてしまいそうで
左目は心配をしておりました

きみの瞳で水平線を眺めて
夕日が沈まぬ東の海を嘆きました



海猫がミャウと運河を響かせました










自由詩 海猫のゆうべ Copyright しろう 2008-10-07 21:33:28
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七行詩