白い部屋でうまれたさなぎ
梨玖

あと3つ数えたら
もう逃げられる
残してくれたこの体温からも

無理矢理に身体を動かせ
呼吸のしない亡骸から出て行く
終わりの無い空洞
それも生への犠牲?


混み合った生の終わり方はこんなに穏やかじゃなくても


だけどたまに思うんだよ 

誰もいない世界を見てみたいと


自由詩 白い部屋でうまれたさなぎ Copyright 梨玖 2008-10-06 19:46:03
notebook Home 戻る  過去 未来