天使と悪魔は遊びを知らない
詩集ただよう

師走、六本木、交差点、白人、黒人、雪は止み、走りコンビニへ行く途中、歯がすぐさま乾いてキンとする。
明け方の路面が凍りつき、ずっこけたコインパーキング前の路上、座り込んだまま吐いた僕の息は白い。
―子供は風の子―半ズボンが懐かしくて笑う。
破れたデニムに見え隠れする膝っ小僧の新しい傷、ぺろり舐める。
冬に神聖さはないと思う。
―グラウンドでした雪合戦―嬉しくなって笑う。


自由詩 天使と悪魔は遊びを知らない Copyright 詩集ただよう 2008-10-02 22:20:53
notebook Home 戻る  過去 未来