夕暮れ模様、夜中遊び。
LOW
ピーターソンを聴きながら僕は考えた
昨日でもなく
今日でもなく
明日でもなく
いつの時かきっと
思い描いた像ではなくとも
それに似た姿に変身していると
果たして満足しているのだろうか
思い描いた空想世界は
望み願った現実世界に
僕は子供を卒業して
大人のレールに乗っかって
運転されているのだろうか
道路の空を走っている
鉄の固まりから眺める
トーキョー空下は
こんなちっぽけな脳裏を
大胆に裸にさせる
そして
ピーターソンの指が止まった。
自由詩
夕暮れ模様、夜中遊び。
Copyright
LOW
2008-10-02 21:03:49