Death to me...2
桜木 ハル

「死にたい」と言う想いは
必死で生きてる私の胸を
嘲笑うように深く抉るの

治しようがないほど深く、深く。


「ちゃんと」生きることは
「普通に」生きることより難しくて
「普通に」すら生きられない私は
生きているだけで奇跡みたいなのに



みんなは「ちゃんと」生きてるから
私にも当たり前のように「ちゃんと」生きることを求めるの
「普通に」生きることすら苦しくて
耐えられない私が悪いみたいに



分かってはいるんだよ
私が我慢しなくちゃいけないこと
だって「ちゃんと」や「普通に」が大勢で
こんなに生きづらく思う私がおかしいんでしょう?



「死にたい」と思うのは
私が全て原因で

言っても仕方のないことだから
だから私はあまり言わない



だって言ったら止めるでしょう?

生きていると責められるから
死んだら責められないかなって

そんな筈ないことに気付きながら思っていたの



ねえ、もう許してよ



私、「ちゃんと」死ぬからさ…








死ぬことが悪いことくらい、分かっているわよ



自由詩 Death to me...2 Copyright 桜木 ハル 2008-09-29 17:34:25
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