ひとつの車輪が回っていった
こもん




きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、その

夜の
むこうでは、歳月

きみが迎えられていた、
そのとき
ぼくが世界から身を退いて、ひとつの
車輪が回っていった
まずぼくのほうに、そして
絶えずきみのほうに
その度ごとに、取り返しの
つかないことが起きているかのように、きみが
ぼくを迎え入れて
いた











自由詩 ひとつの車輪が回っていった Copyright こもん 2008-09-27 08:22:28
notebook Home